過去ログ - あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない
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analyst
2011/05/29(日) 04:42:27.22 ID:kUqYGWI10
辺りはもう日が暮れそうになっていた。
線路沿いまで来た上条は歩みを止め、眼鏡を外した。
イン「ぱーっちん!」
銀髪の少女は線路沿いに咲いている名もわからない黄色い花を摘み匂いを嗅いでいる。
イン「んーっ、夏のにおーい、かも!」
彼女はご機嫌だ。
上条「…お前は変わらないな。」
彼女に向け、羨ましそうに声をかけた。
イン「え?」
不意に声をかけられた彼女だったが、そんな彼女に対し
上条「なんでもねえ」
ぶっきらぼうに返答した。
…当たり前か。
…ただの幻想なんだし。
…お願い叶えて。かあ。
…やっぱこれは、俺のインデックスに対しての....
上条が考え事をしている間、銀髪の少女は線路沿いの柵の上に片足立ちで遊んでいた。
イン「見て見てとうま!ぐらぐらしておもしろいんだよ!」
上条「なあにやってんだよ!危ねえぞ!」
イン「んへへ!んわっ!」
銀髪の少女は足を滑らせた。
いやな記憶が上条の頭の中で蘇る。
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父親が血相を変えて上条の部屋に入ってきた。
そして、必死の形相で上条に残酷な事実を伝えた。
刀夜「当麻!インデックス、ちゃんが…」
上条「…っ」
上条は目の前が真っ暗になった。
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