過去ログ - さやか「大嫌いの裏返し」
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444: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:03:57.35 ID:MQFdQHjG0
こんばんは
今夜も少し更新できそうなので更新していきます


445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)[sage]
2011/11/24(木) 19:06:05.84 ID:N4rWz2sMo
ほむっ!


446: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:06:27.41 ID:MQFdQHjG0
ほむら「……どこまでついてくる気?」

冷え冷えとした声が、あたしを現実に引き戻した。
気が付くと、あたしはいつのまにか転校生の家までついてきてしまっていたらしい。
転校生は扉に手をかけながら、あたしを振り向いた。
以下略



447: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:27:32.11 ID:MQFdQHjG0
暗い家の中。
前に来たときも感じたことだけど、転校生のうちは随分と薄暗かった。
だけど今のあたしにとって、この薄暗さはありがたい。

ほむら「……」
以下略



448: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:35:18.03 ID:MQFdQHjG0
片膝をついて、転校生を見上げた。
転校生はじっとあたしを見下ろしていた。その視線が普段よりも随分と優しい気がしたのは、あたしがそう思いたかったからだろうか。

憐れみだったりそんなのはいらないけど、憎まれるのだってあたしは嫌だ。
転校生に好かれているとは死んでも思わないけど、それでも心の底から憎まれるのも、あたしは恐かった。
以下略



449: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:41:02.07 ID:MQFdQHjG0
転校生は奥へとのろのろとした足取りで向かった。
その背中が闇の中に消えていきそうで、さきほどの戦いのことを思い出してしまいそうで、あたしは立ち上がると転校生に「待って」と声をかけかけて。

さやか「……っ」

以下略



450: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 19:44:12.60 ID:MQFdQHjG0
さやか「……ごめん」

あたしは言った。
勝手に言葉がこぼれ出てきたみたいだった。
まさかあたしが転校生に謝るなんて、思いもしなかった。
以下略



451: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 20:47:31.52 ID:MQFdQHjG0
ずきずきと痛いのは転校生の身体のはずなのに、自分の身体まで痛んでいるような気がした。
転校生の痛みを感じてるわけじゃなくって、あたしの感じている自責の念。
それがあたしの細部にまで痛みを染み渡らせていた。

さやか「……謝ったって意味ないと思うし、それにあんたに笑われちゃうかもしれないけど」
以下略



452: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 21:15:05.01 ID:MQFdQHjG0
突き放すような、転校生の声。
あたしは揺れそうになる視界を、ぎりっと廊下を踏みしめなんとか耐えた。

ほむら「……魔法少女になるって、こういうことよ」

以下略



453: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/24(木) 21:28:02.59 ID:MQFdQHjG0
一時間ほど離席
だんだんこんな展開でよかったのかと不安に


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