80: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/05/29(日) 22:50:34.24 ID:Mp4DgKz30
あたしに借り?
尋ねる前に、だけど転校生はもうあたしに背を向けてしまっていた。
振り向いても見慣れた転校生の背中。
ほむら「それじゃあ、また」
さやか「あ、ちょっと……」
転校生が歩き出す。
随分と颯爽とした歩き方だった、まるで無理しているようにも見えて。
けれどあたしは追いかけなかった。もしかしたら家を知られたくないのかも知れない。
きっと、そうなんだろう。
自分に言い聞かせる。
あたしにブレーキをかけていたのは一緒にいたいと思う気持ちのまったく正反対の気持ちだった。
転校生の背中が見えなくなる。
随分と長い間、ぼーっとしていたのかも知れない。雨はいつのまにか完全に止んでしまっていた。
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