過去ログ - 美琴「もう、見ないで……」
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87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/09(木) 00:05:30.26 ID:opEuIVKRo


「わかってるなら……どうにかしてよ」

握られた手をくいっと下へ引く。
その仕草も駄々っ子が我儘を言っているみたいで少し恥ずかしいのだが、上条の言う通り美琴の身体は既に出来上がってしまっている。

声も動きも制限された、狭い空間で一度だけ。
未体験のシチュエーションにそれなりに興奮もしたが、物足りないと言うよりは中途半端に焦らされているとしか感じない美琴は、もう身体の疼きをどうにかしたくてしょうがなかった。

知らず懇願するように上目遣いで上条を睨みつけてしまうものの、その瞳に覇気はなく、甘く揺れる熱が上条を灼いた。

くいくいと引っ張られる腕と、可愛らしいお願い。
愛しい彼女が羞恥で顔を朱に染めるその姿に上条はふつふつと心が沸き上がる。
愛おしくってしょうがない。
今すぐにでもその願いを叶えてやりたいが、生憎目指す上条の寮へはまだ距離がある。
到着するまで焦らすのもまた一興だな、と上条は思考を遊ばせる。



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