過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/29(日) 23:34:06.56 ID:Oa5HWEyw0
『まどかをお願いします。それは謝礼です』

 便箋に認められていたのはたったその一文だけだった。宛名など一切ない。

ほむら「まどか、これと貴方を運んだのは、一体誰?」

マドカ「ホム―イグニス!」

ほむら「ほむいぐにす?」

 まどかは大きく首を横に振った。

マドカ「イグニス!」

ほむら「イグニス?・・・知らないわ、一体、誰なの・・・?」

ほむら「そんな人、今まで現れはしなかった・・・」

 何故まどかが小さくなって存在しているのか。しかしそれは凝らして観ると、ほむらの知っているまどかとは多少違っていた。小さいながらも、体つきに幼さがなく、また髪の長さもずっと長い。これは本当にまどかなのか?しかし自分のことをまどかと呼んでいるし、イグニスという人物からまどかと呼ばれている。それに、顔立ちはほむらの知るまどかものだ。正直、真偽を問われると、この妖精のような少女はまさしくまどかなのだ。
 そこでほむらの脳裏に直感が浮かんだ。なら、実際のまどかは今無事なのだろうか?考え始めると、様々な憶測が頭の上を飛び交い、ほむらは居ても立ってもいられなくなってきた。――が、まどかの安否を確かめに行くのに、この小さなまどかも連れて行くか迷った。彼女は、ほむらの憂いなど他所に、小首を傾げて微笑んだ。

マドカ「ウェヒヒwww」

 ほむらはほころぶ頬をきつくしめようと試みながら、まどかを制服の胸ポケットに入れて、自宅を飛び出した。


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