過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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[sage]
2011/06/02(木) 12:34:02.19 ID:L1z8LdJc0
まどか「ほむらちゃん・・・この子・・・あの・・・」
マドカ「ウェヒヒwww」
ほむら「あ・・・あ・・・」
なんと説明すれば良い?自分さえ、この小さなまどかに対する理解は全く持ち合わせていない・・・いや、一つだけ解かっていることがある。・・・ほむらは髪を掻き流し、気を宥めた。
ほむら「・・・昨日、魔女の結界の中に現れた黒いコートのことを覚えている?」
まどか「――う、うん・・・」
ほむら「あの人に、預かっていてくれと頼まれたの」
まどか「へぇ・・・」
まどか「でも、なんでわたしに似ているのかなぁ・・・?」
ほむら「・・・さぁ、それは私にも良く解からないわ・・・」
さやか「それ本当かよ?」
まどかとほむらは上を見上げた。ほむらのビニールシートが敷かれた場所に、さやかがあぐらをかき、口元に嘲りを浮かべて二人を見下ろしていた。ほむらは彼女を憤然と睨み、打診する。
ほむら「・・・どういう意味よ?」
さやか「ふっふーん♪ほむらは随分とまどかに入れ込んでますからねー。たとえお天道様の目は誤魔化せてもまどかの将来のダーリンたるさやかちゃんは誤魔化せないですぜ?」
まどか「さ、さやかちゃん・・・?」
さやか「良いかい、まどそん君。考えてもみたまえ。君がこれまでに受けてきた暁美ほむらによる電波と度重なるストーカー行為。更に彼女は魔法という突拍子もない力を行使する魔法少女だ。これらを踏まえれば、暁美ほむらが我々の想像の範疇から逸脱した奇行に着手していると考えるのは自明の理というものではないかな?」
ほむらは顔を紅くして、嚇然とさやかを見た。それを、腕を組み笑みを浮かべて、飄然とさやかは受け流す。まどかはさやかが何を言わんとしているのか解からず、またほむらに変態のレッテルを貼ったことを責め、彼女を慰めようにもさやかに同意してしまう節ばかりが浮かんで、言葉に詰まっていた。小さなまどかは笑顔を浮かべてさやかを仰いでいた。
ほむら「つまり、何が言いたいのかしら?」
さやか「ふっふっふ、はぁはっはっはっはー!」
さやかは猛々しく立ち上がり、仁王立ちになると小さなまどかを指差した。二人のまどかは指の先を円らな瞳で見つめ、首を傾げた。
さやか「その小さなまどかは――ほむらが魔法で作り出した愛玩用まどかなのだぁーっ!!」
まどか「・・・え?」
マドカ「・・・?」
ほむら「・・・」
ほむら「鹿目まどか。ところで、私に何か用あったのではないかしら?」
さやか「あれ?」
まどか「あ、うん。あのね、今日お弁当一緒に食べるのはどうかなーって」
ほむら「そう。せっかくだけれど、私達はもう食事を終えたから、ごめんなさい」
さやか「あ、あの」
マドカ「ウェヒヒwww」
まどか「え、あ、そうなんだ・・・あの、でもね、残りのお昼休み時間、一緒に過ごすのは、どうかな?」
ほむら「・・・」
さやか「――とうっ!」
まどか「・・・駄目?」
マドカ「ホムラチャン!」
ほむら「・・・いいえ、貴方達が、構わないというのなら、是非とも」
さやか「ちょっとちょっと!二人してあたしのこと空気扱いすんじゃないわよ!ん?なんだいほむほむちゃん?図星だったのかな?え?ばれたのが恥ずかしくてあたしの顔がまともに見られないのかなー?」
ほむら「――それじゃぁちょっと待っていて。荷物を片付けるから。その子をお願い」
まどか「あ、うん」
さやか「だーっ!」
マドカ「ウェヒヒwww」
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