過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/28(土) 13:20:02.88 ID:3NCGTD1N0
王様「赦す・・・か。随分と傲慢な言い草じゃないか」

『異世界の王。此処は貴方が足を踏み入れて良い場所ではありません。そして暁美ほむら、あなたもです』
『十秒待ちましょう。早急に踵を返すのならば、あなたがたを見逃します。しかし、尚も私に牙を剥くのならば、あなた方をこの世界の敵と看做し、排除します』
『それでは10・・・』

王様「勝手な言い分だ。この世界の敵は裏から統括せしめんとする君じゃないか――ほむら、準備は良いかい?」

『8・・・7・・・』

ほむら「えぇ。それじゃぁ王様、行きましょうか」

 ほむらは機体を操作し、光球に向けて猛威を奮った。が、それらは光球によって全て反射され、機体は逃げ惑い、やがて地殻に突き刺さった。

 静止した戦闘機の空防が開いた。二人は地面に降りたち、光球と向き会った。

『1・・・0・・・残念です、暁美ほむら。あなたは実に優秀な人類だったというのに・・・此処で失ってしまうとは・・・』

 二人の周囲に、再び無数の魔獣が現れた。二人はキーブレードを強く握り、駆け出した。狙うは光球ただ一つ。

王様「どうやら、あれはキーブレードで直接叩かないとどうしようもないのだろうね」

王様「僕が突破口を開く!ほむら、君はあれを!」

王様「ホーリー!」

 魔獣の壁は光に呑まれ、一筋の路が開く。だが、それがもつのは約5秒ほど。それを越えれば再び路は魔獣の群れによって閉じられてしまう。

ほむら「――このっ!」

 ほむらが嘆くと、彼女の持つキーブレードの突端から光の矢が発射された。王様ほどの威力や規模がないにしても、ただ斬り進むより効率的な開拓が可能となった。

王様「ハハッ!出来るじゃないか!」

 ほむらは微笑み、そして、球体を睨んだ。あれを倒して、この世界を救ったあとは、自分は過去に遡り、今度こそ、まどかとの光ある未来を掴んでみせる・・・!

ほむら「――はぁっ!―ーやぁっ!」

 竜虎の如く猛りを見せてほむらは進んでいく。


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