過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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153: ◆Y706p.....[saga]
2011/06/25(土) 01:08:02.50 ID:+pByGHJIo
「俺、か……」
旅立ったのは僅か数日前である。正直、答え辛い。
が、嘘をつく訳にもいかないだろう。
「まだ、旅を初めて三日目だ。でも、修練なら積んできた。――」
――強さには、自信がある。
言いかけて、彼は苦々しく飲み込んだ。
昨日、超能力者相手にまるで歯が立たなかったばかりじゃないか。
己への腹立たしさを鎮める為に、6はそっと剣の柄に触れた。
「あぁでもさぁ、オレよりコイツの方が強ぇよ。悔しいけどさぁ」
シックスはそう言うが、それは長所を生かさず真っ向から挑んできたからだろう。
6は無言でそう考えるが、とはいえ、その言葉が少し有り難かったのも事実である。
「……成る程、何れも素人という訳では無い様だな」
半券を内ポケットに仕舞い、女は立ち上がる。
窓の外を一瞥し、彼女は言った。
「この近くに開けた場所がある。そこで見極めさせて貰おう。
――君達が、この依頼を任せるに値するかどうかを」
傍らの「――」を手に取り、女は改めて二人を見据えた。
(依頼人の武器>>155/次の安価まで恐らく遠いので、次回安価は多分明日になります)
(一ヶ月近くもかけて作中の時間経過が数日、という事実に今気付いてへこんだ)
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