過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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209: ◆Y706p.....[saga]
2011/07/15(金) 02:20:52.28 ID:gn5R3Cg4o
「成る程ねぇ」

一方で無言を返した6であったが、内心少しの安心感を覚えた。

ジュアンが言った事を言い換えれば、「現状、同年代の平均以上の実力はある」という事。
勿論自身の目的上、その程度の力であってはならない。
しかし、自信を喪失しつつあった彼には十分救いの言葉と成り得た。

確かに、何年も修練を続けてきた。
だが、それはあの地に篭もっての話。
世界は広く、知らない事――可能性に溢れている。

まだ、まだ伸びしろはある。


***


――二日後、南東ゲート近隣の喫茶店で。
そう約束を交わし、6とシックスは宿を出た。

本受注の処理は依頼者側の仕事らしい。
依頼票の半券は渡したままだ。

「いやー、まさかマジだったとはねぇ」
「全くだな」

依頼内容そのものが全くの出任せ、という可能性も考えていた6に取っては、
意外という程では無くとも驚きは感じていた。
依頼主、ジュアンの言葉も嘘とは考えがたい。信用して良いだろう。

「10000Gもマジで良かったぜ!」
「その分、リスクも高そうだがな」
「……まぁねぇ」

前払いされたのは2000G、折半して一人1000G。
これで、金銭面での心配はしなくてよいだろう。



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