過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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267: ◆Y706p.....[saga]
2011/08/03(水) 05:00:03.41 ID:7qTTo7fFo
くっそ>>262で予定してたフラグ(恋愛的な意味ではなく)がひん曲がった!毎度の事だ!
>>265 サンクスそっちか!何かぐぐったら異名云々ばっかり出たからどうなんだろうと
−−−−−−−−−−



確かに、店内には三人の客がいた。
一人は長髪を後頭部で纏め上げたジュアン。
だが、その傍で会話を繰り広げる二人組が問題であった。

アザミ色のフードマントを纏った人物が一人。
胸こそはあり顔も差ほど崩れてはいないが、僅かに確認出来る骨格は完全に男性のそれである。
傍らに紅の宝石を抱いた杖を掛けていることから、此方が例の魔術師であろう。
髪型も栗毛のウルフカットであることから、「おかま」という印象は薄くはあるが。

問題は、もう一人であった。

防具と呼ぶには些か露出が多い、装飾の鎖が沢山付いた革の装備――耐久面に関してのみ
述べるならば、6やシックスの服装も相当残念なものではあるが――、その傍には
6が見たこともない金属の塊が置かれている。武器の一種であろうか。
消去法でいくならば、このボールドヘッドの人物が親衛隊長だと考えられるが、果たして。

「それにしても……こんな場所で同士と出会うなんてね。全くもう、びっくりしたわ」
「あたしもびっくりよー。神様に感謝するっきゃないねぇ」
「そうね」

裏声気味に繰り広げられるやり取りを聞き、6はぐらりと眩暈を覚える。
どうやら、「男でも女でもない」のは一人ではなかったらしい。

平然とティーカップの中身を啜っていたジュアンが、気付いた様に二人を手招いた。

「待っていたぞ」


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