過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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268: ◆Y706p.....[saga]
2011/08/03(水) 05:03:13.50 ID:7qTTo7fFo
その言葉に続く様に、他の二人の視線もまた彼らに注がれる。
「キミ達が彼女の言ってた二人組? 随分と若い子ねぇ」
それを言ったのは、ボールドヘッドの人物。
むっとしたのも束の間、ジュアンが少しベクトルのずれた言葉を投げた。
「貴方の好みの年頃の男性なんて、とてもではないですが雇えませんよ」
そう言って、やはり隊長だというその人物に冷めた視線を送るジュアン。
一方で、ローブの人物はにこりと笑う。とはいえそれもまた気持ちの良い笑みではなかった。
「なに? 貴方、年上が好きなの?」
「ううん、そういう訳じゃあ――」
「ストライクゾーンは二十代から三十代。片っ端から口説き出すせいで、
その年代の強者を雇えやしない」
そうか、そういう……などというシックスの呟きを、6の耳が捕らえる。
6が意味を問う前に、ジュアンは彼らの方へと顔を向けた。
「心配するな。君達ならば、そういった心配は無い」
その一言で、6は漸くこの流れを理解する。
とんでもない依頼を受けてしまったものだ、と彼は改めて溜息を吐きたくなった。
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