過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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73: ◆Y706p.....[saga]
2011/06/04(土) 18:38:22.97 ID:PQcsAUY9o

「結ぶ手間がありますのでメインに使われる事はあまりありませんが、これはこれで便利ですよ」
「……どれだけ入るんだ?」
「限度はありますが、この風呂敷の幅に収まる範囲であれば」

確かに、包まれていた置物は6の肩と同じ程度の高さがあった。
高く積むことが出来れば、結構な量を持ち運べそうだ。
そう考えたところで、ふと6は疑問を述べた。

「生物も?」
「ええ、短時間でしたら」

あまりにもあっさりとした店主の回答に、6の動きが一瞬止まる。

「冗談だったのだが……」

このタイプの道具袋、不穏な使われ方をされる事も多そうである。
勿論、そういうつもりで彼は聞いたのでは無いのだが。

「強度はどの程度なんだ?」
「薄くとも魔法道具ですから、解除の魔法でも使われない限りは大丈夫ですよ。
 最も、そんなものを使える術士なんて限られていますが」

そう言って、店主は笑った。

今の彼の所持金からすると、多少の不便はあれど1500Gという額は魅力的であった。
それに、何時か一般的な道具袋を買い足したとしても、このタイプであれば活用できる。
強度的にも問題無いのであれば、躊躇う要素はもう無い。

「じゃあ、これを頂こうか」


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