過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その3
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◆JbHnh76luM
[sage saga]
2011/06/09(木) 01:40:53.82 ID:JKte4x/jo
― 魔王城 大食堂 ―
魔王「では、ささやかではあるが愉しんでくれると嬉しい」
巽「ささやか……だと?」
鏑「豪華とかいうレベルじゃないですね」
侍「うむ……」
ニコラ「うっわー、美味しそうじゃない! いっただっきまーす♪」
ガルドス「モガモガ……うめぇ! さすがは魔王城!」
鏑「あの、お二人さん。マナーというものを……」
ニコラ「美味しいものは美味しく食べるのがマナーよ!」ギンッ
巽「目ぇ据わってやがる。鏑よ、深く考えずに俺達も食おうぜ」
メイド「侍様、皇国酒はいかがですか?」
侍「ふむ、いただこうか」
魔王「南の国から届いたワインなどもあるぞ。皆の者、今宵は無礼講だ。大いに呑み、食べるといい」
ニコラ「魔王サマありがと〜♪」モキュモキュ
ガルドス「うめー! うめー!」ガフガフ
鏑「私はこのような高級な食事をしたことはありませんでしたが、やはり美味しいですね」
巽「オレは学生時代に魔族大賢者様に連れられて一度高級レストランってのに行った事はあるが肩凝ってしょうがなかったな。侍さんは皇王付きの武士だったんだろ? こういうのは日常だったんじゃないのか?」
侍「拙者は旗本とはいえ末席だったからな。年に数度の大宴会の席では何度かいただいた事はあったがここまで豪勢なものは初めてだ」
魔王「皇国の食事も美味いな。ほら、何といったか……カウセキだったか?」
メイド「カンセキでしたような」
女神官「カイセキ、ですね」
魔王「それだな。懐石料理というのは見た目は質素であったが食器や盛りに工夫がされていて非常に美しかったし美味かったぞ」
侍「お褒めの言葉、感謝する。おっしゃる通り、懐石料理は素材の味を生かす調理法もさることながら、目で楽しめるという事にも重きを置いている」
メイド「また食べに行きたいですわね」
魔王「メイドはいつでも行けるだろう。侍殿が夫になるのだから」
巽「おいおい、魔王様公認かよ……」
鏑「それはそうでしょう。侍様が射とめたお相手は魔王様第一の側近と謳われるメイドさんなんですから」
メイド「あらあら」ニコニコ
ニコラ「それはいいけどメイドさん、侍さんから離れないわよね」モグモグ
ガルドス「夫婦ってのはあんなモンじゃないのか?」ガツガツ
巽「お前達わんぱくすぎ」
女神官「それで魔王様、ただの酔狂でこのような宴席を設けたのではないのではないですか?」
鏑「そうですね。それは私も引っかかっていました。何かお話があるのではないでしょうか?」
魔王「うむ、少々お主達に頼みごとがあるのだが、後で良い。今は食事と酒を楽しもうではないか」
侍「例の、件でござるか?」コソ
メイド「そうだと思いますわ」コソ
ニコラ「まぁまぁガルドスさんご覧になって! いちゃいちゃしてますわよ!」アラアラ
ガルドス「おやおや仲睦まじいですわねニコラさん」マァマァ
巽「お前達はどこに向かおうとしてるんだ」
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