17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/05/29(日) 13:27:12.51 ID:/Klnh+dQo
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キキーッ!
突然甲高い音がして、身体が律の背中に強く押し付けられた。
ふたりのヘルメットが激しくぶつかって鈍い音を立てる。
スクーターはよろよろと危うげに揺れながら、車道脇に停車した。
「……ッ!!」
律が何か叫んだ。
顔を上げると、黒い軽自動車が行く手を遮るように中途半端な向きで停まっていた。
「澪、大丈夫か?」
シールドを上げて振り返った律の表情に、どくんと心臓が鳴る。
咄嗟に声が出ず、なんとか頷いて応える。
律は少しほっとしたように息を吐くと、降りて、と手振りで私に指示を出した。
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