過去ログ - ほむら「魔法少女?」 なのは「うん、魔法少女」
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◆LFImFQtWF6
[saga]
2011/05/30(月) 21:02:13.04 ID:+ODpQHtj0
彼女のイエスには、自信が篭っていた。
言葉だけ見れば、自信がなさそうな彼女の言葉。
けれど、彼女の目、彼女の声が、自信を持っていた。
「でも、全てを救える人なんて神様くらいよね」
「そうですね。神様くらいです」
歳相応な無邪気な声で言う高町なのは。
普段の大人びた雰囲気も、今はどこか欠如していた。
「――まどかさんって、大切な人ですか?」
「ええ、とっても」
不意に聞かれたその問いに答えるのに、時間はかからなかった。
「いいですね、そこまで思われてる人」
「そう?」
「だって、不意打ちで聞いた私が一瞬固まっちゃうくらい即答でしたよ」
「ふふっ、ありがと」
「それで、本題です」
え?
不意に変わった空気に、緩んでいた口元が結ばれ、
視線は彼女の視線を捕らえていた。
「異世界の人だったら、戻りたいとは思わないんですか?」
……。
戻りたい。
けど。
「戻るのは、貴女とのことが片付いたら戻る」
「戻り方は?」
「え?」
彼女は見透かしたように呟く、
戻る?
異世界に?
どうやって?
そんなことは全く解らない。
そして、私はこの世界に来て一度もしていないことがあった。
それは、戻る方法の思案。
ジュエルシードの事件に介入しているから暇がないといえば、
聞こえは良いかもしれない。
むしろ、戻ることを諦めた。
それも聞こえが良い。
私は、戻れないことを僅かに望んでいた。
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