過去ログ - ほむら「ごめんなさい,マミさん」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)
2011/05/31(火) 00:09:09.79 ID:T7zCsBzF0
3話マミさん死亡後のほむら一人称視点独白SSです。シリアス,ほむマミ,短編です。
初めてSS書くので変なところも多いかと思いますが楽しんでもらえたら。
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陽が落ちる。見滝原はまだ若い街だ。鈍くきらめくビルが,道路が,工場が,強烈な西日を散らして,
街は鮮やかな茜色に染まる。
金糸に血をかけたような色。あの人がいなくなるのは,いつもこんな日。
私は林立する高層マンションのひとつを選び,非常階段を登る。35階の踊り場で足を止め,向かいのマン
ションを見やる。数百並んだ茜色のドア,そのひとつがそっと開き,髪を二つ結びにした少女が現れる。
少女はうつむいたままドアを閉めると,逃げ出すようにして小走りで去って行った。
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