69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/04(土) 20:04:24.20 ID:TN9Hgtf5o
蓋を開け、液体スープの封を開き、注ぎ込む。
醤油の匂いが部屋に広がり鼻孔をくすぐる。
おなかが鳴る。
ほむら「まどかはおなか空かないの?」
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/04(土) 20:04:50.36 ID:TN9Hgtf5o
今度そっちに持って行ってあげるね、なんて話しながら麺を啜っていると、
玄関のチャイムが鳴った。
ほむら「…誰かしら」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/04(土) 20:05:21.55 ID:TN9Hgtf5o
キュゥべえ「ディールの時間だよ、暁美ほむら」
ほむら「昨日したばかりじゃない」
キュゥべえ「相手から『指名』が入ったんだよ」
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/04(土) 20:06:16.81 ID:TN9Hgtf5o
第5話終了です。
第6話は明日の夜、同じ時間あたりに投下させて頂きます。
前回レスを下さった方、誠にありがとうございました。
質問など御座いましたら物語の進行に差支えのない範囲内で応答致します。
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/04(土) 20:31:34.72 ID:6ldlnSJpo
乙ー
C本編の方も盛り上がってきたし頑張って
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 19:59:11.69 ID:wWOg/f5Uo
片手に持ったハンバーガーを口に運びながら、
赤毛の少女、佐倉杏子はゆっくりと歩く。
その隣を、まだ幼い少女がついてくる。
杏子「くうかい?」
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 19:59:54.86 ID:wWOg/f5Uo
食事をしながら、街を歩き、暇を持て余す姿すら一般のアントレには威嚇に見える。
無言で「近寄るな」のコールを発している、圧力。
その圧力に逆らい彼女とそのアセットに接触しようものなら、
即座にディールを申し込まれ、叩き潰される。
まさに『恐怖』でしかないその存在に、
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 20:00:29.84 ID:wWOg/f5Uo
杏子「珍しいじゃんか?あんたがこっちで接触してくるなんてさ」
マミ「ちょっと、緊急のお話があってね?」
杏子が警戒を解き、道端に腰を下ろす、
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 20:01:06.01 ID:wWOg/f5Uo
巴マミは、現実で大々的にその名を知られてはいないものの、
その歳にして企業をいくつか経営する起業家だ。
佐倉杏子も、やはり名は知られてはいないが多額の金を所持する富豪。
無論、この街で成り上がった結果の地位だが…。
もし、この2人が正面からまともにぶつかりあったら、
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 20:01:34.36 ID:wWOg/f5Uo
杏子「暁美ほむら、かい?」
マミ「ええ、ご存じ?」
杏子「あんたが気にしてる新入りときちゃあね」
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/05(日) 20:02:06.00 ID:wWOg/f5Uo
マミ「…ちょっと、現実を教えてあげてほしくて」
マミは感情を見せず、にこりと笑う。
その笑みに思わず杏子は冷や汗を流す。
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