過去ログ - はやて「みだす…銀行?」
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477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:24:41.38 ID:qdef4F6AO
「……はやてちゃんの生活を支えていたっていう人のことですか?」

「そう。つい最近、その人物が八神はやてとどういう関係にあったのかが、また新しく分かりましてねぇ。そこから八神はやてが金融街に呼ばれたであろう理由も見えてくるようになりまして」

そこで二人の会話を聞いていたジェニファーが口を挟んだ。

「……珍しいじゃない。あなたが金も取らずに情報をさらけ出すなんて」

そう言われた竹田崎は、何故か溜め息を吐いてから小さく笑った。

「いやぁ、八神はやてのことを知りたがってる輩も多いですから良いネタになると思ってたんですがねぇ……。
その『父親の友人』とやらがどういう人間なのかは知りませんが、不思議なことに相変わらず詳しいところに踏み込めないんですよ、全く。
それに多少のことは八神はやてから聞いているであろう高町士郎も口を割りませんし。
情報としてこのまま不完全なままなら、いっそのこと解ってる分だけ話してしまおうかと思いましてね」

実際問題、はやてが金融街に来た理由というのはあまり知られておらず、唯一それを打ち明けられたと思われる高町士郎も、頑なにその理由とやらを他人に口外しようとはしない。

―――まぁあの人の場合は、ただプライバシーの侵害とかそういうのが許せないだけだと思うけど……

それに娘である高町なのはと八神はやてが同い年であることも、少なからずそれと関係しているだろう。

「それにしても、あなたですら尻尾を掴めない人間だなんて、どういう人なのかしらね」

ジェニファーの問い掛けに、竹田崎は肩を竦めてみせて「さぁ、私だって知りたいですよ」と返した。

「でもそんな人とあのはやてちゃんとで繋がりがあるなんて……はやてちゃんはその人の素性を知ってるんですかね?」

「それも本人に聞いてみないと分からないことだね。
……とりあえず話しますよ。
両親のいない彼女には莫大な財産だけが残されていた。それは生活費用としては申し分の無いものだ。
しかしどんなにしっかり者でも、幼い少女にその財産を工面する力がある筈は無いですよね?つまり誰かが財産管理をして、彼女に資金援助を執り行っていたんです」




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