過去ログ - 安価でポケモン調教小説 3
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919:ジム[sage]
2013/03/12(火) 23:50:46.26 ID:cPyDmILe0


「そもそも、そんな事を言うくらいならお前の服についた匂いで分かるし、証拠の一つくらい持ってくる。仲間の匂いぐらいつけて来い」
 ゴミを見るような目で調教師を見ながら、深く長いため息がコバルオンの口元を飾る。
「もっと上手く嘘をつけ。そのうち誰も信用しなくなるぞ?」
 哀れむような眼でテラキオンが肩を落とす。
「……ごめんなさい」
 完全に、まったく反論できない状態で叱られて、調教師は立場を忘れて謝るしかなかった。
 この仕事に上司がいたならば、同じように怒られていたことだろう。
「そうそう、お前らの毛皮に塗っているワックスだがな……それには発情期のような状態になるんだ。また楽しんでもらうぞ?」
 当初予定していた嘘をついて、プラシーボ効果でその気になった際に『実は媚薬の効果なんてない』と言う。
 そうすれば、自分が淫乱になってしまったと思い込んでしまうという効果を期待したのだが。
「またそれか?」
「もう飽きたぞ?」
 畳み掛けるように、テラキオンとコバルオンが言う。
「まぁ、いい。それならそれで効果が出るまで待てばいい……というか……思ったのだが、それは、我ら以外のポケモンにも効果はあるのか?」
「ん、あぁ……体毛のあるポケモンなら大体……陸上とか人型とか。サーナイトには効かない」
「そうかそうか」
 テラキオンはタブンネの方を見る。
「お前、一緒に楽しむか?」
 どうやら、苦し紛れのような形になってしまったその発言は、嘘だと顔に書いてあったらしい。バレているようである。
 テラキオンは蹄でワックスを掬い取り、それを乱暴にタブンネへと塗りつけた。痛くはなかっただろうが、すっかり怯えてしまっている。
「そう怖い顔をするな。我らは敵ではないぞ?」
 テラキオンは怯えるタブンネにそう言って不適に笑んでから、調教師の方を向く。
「そうそう、確か性的に乱れた方が依頼主の好みなのだろう? お前も一緒に乱れるか?」
 鬼の首を取ったように。テラキオンはまだワックスが残る軟膏をこれ見よがしに晒す。

 調教師もそろそろ心が折れ掛けてきた。



どうやら選択をミスったようです。どちらにせよ、すでにつかまっているのであれば、匂いで分かるかなぁと……
それまでビリジオンとケルディオの匂いに触れる様子がなかったのでこういう結果になりました。
次の安価は>>920にお願いします。


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