530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:42:54.21 ID:oSMg4VLmo
上条(俺は自分が正しいって思い続けた事を相手に伝えた。でも、それは相手を否定する事でもあった)
『ああ、そうやってテメェは否定し続けた。相手の事を深く考えず直感的に、そして衝動的に思いついた言葉でな』
上条(知らなかった……自分のしてきた事を否定されるのが、自分が間違っていたと思い知らせれるのが……
こんなにも辛くて苦しい事だとは思わなかった。今まで会ったヤツらには……悪い事、しちまったな)
『それを後悔する時間にしても良いんだ、テメェには時間があるんだから』
上条(後悔……自分が間違った事をし続けた事を悔やむ時間、反省して罪だという事を理解し……罪?)
(……なあ、一つ聞いても良いか?)
『何だ? 何か問題でもあったか?』
上条(……本当に俺は、間違った事しかしてなかったのか?)
『……何が言いたいんだ?』
上条(確かに俺は自分勝手だったのかもしれない。でも、だからこそ助ける事が出来た人もいた。
その人達を助けたのは間違いだったのか? ただ黙って何もせず、見過ごすべきだったのか?)
『……考える必要は無い、助けたられたのもそれが問題にならなかったのも全て結果の話だ。
それに、テメェがやらなくとも誰かが代わりにやったはずだ……テメェは必要ないんだよ』
上条(それこそ結果論じゃねえのか? 誰かが代わりになんて、そんなの後からならいくらでも言える。
姫神や御坂や御坂妹、風斬やオルソラやアニェーゼ達を助けたのは本当に間違いだったのかよ?)
『……それは、』
上条(シェリーやオリアナ、ヴェントやテッラを「止める」ために戦ったのもそうだったのか?)
『…………』
上条(……答えろよ、俺は本当に間違った事しかしてこなかったのか?)
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