過去ログ - 京介「妹たちに安価で悪戯する」
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55: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga]
2011/06/05(日) 16:35:03.37 ID:rzU0xYe0o
ええい! こうなったらさっさと安価を実行してしまおう!

「沙織!」
「ひゃっ、ひゃい!」

沙織が俺の声にびくっと反応する。
俺の声が思ったより大きくなっちまったってのもあるんだろうけど、沙織も沙織でがちがちに緊張しているのだろう。

「俺は会った時からおまえの乳に夢中なんだ! だから是非揉ませてくれ!」
「…………はい?」
「もう一度言おう。おまえの乳を揉ませてほしい!」

これ以上ないくらい真っ直ぐな言葉だった。
ちなみにこの場合の“真っ直ぐ”は、素直だとか純粋だとかいう意味ではない。
変態一直線。これ以上ないくらいの変態という意味だ。

「きょ、京介さん」

沙織の頬はさらに赤みを帯び、その瞳は潤んでいく。
わ、悪くない反応な気がするが……。どうだ!?

「京介さん。物事には順序というものがあると思いますわ」
「あ、ああ。そうだ……な?」
「京介さんも男性ですから……そ、そういうことに興味があるのはわかります。ですが、それはいくらなんでも気が早いです」
「……」
「京介さんのお気持ちはわかりました。ですが、そういうのはもっと……なんと言うかもっと親しくなってからがいいと思うんです……」
「そ、そりゃあ」

正に正論だ。俺だって安価じゃなかったらそんな無茶なこと言わないよ?

「あっ! も、もちろん。京介さんと親しくないというわけではないですよ!? 男性と女性として親しくというか……あの……その」

こんなときまで相手へのフォローを忘れない沙織。
こんな変態にも優しさを忘れない辺りが実に沙織らしい。
それに比べて自分は……と考えると今にも泣き出してしまいそうだ。

「……うっ…………ぐすっ」
「きょ、京介さん!?」

堪え切れず、嗚咽を漏らす。
そこまで本格的に泣き出したわけではないが、それでも沙織を慌てさせるには十分だったらしい。

「な、泣かないで下さい」

おろおろと慌てふためく沙織。
沙織の方も慌てすぎて何がなんだかわからなくなったのか、この後とんでもないことを言い出した。

「す、少しだけですよ!?」
「え……?」

そう叫ぶやいなや、沙織は俺の手を取り、自分の胸へと押し当てた。
沙織はきつく目をつぶり、顔を真っ赤にしている。沙織の手は俺の手をぎゅうっと強く握りしめており、少し痛いくらいだ。
5秒……10秒とそのまま時が過ぎていく。

「こ、これで泣き止んでもらえますか?」

結局30秒近くたってようやく手を離し、俺の表情を窺う沙織。
どうやら、胸を揉ませてもらえないことが原因で俺が泣き出したと思われたらしい。
俺、どんだけ変態なの? いや結果オーライだけどさ。
それにしても心が痛い。両親の呵責で死ねるなら俺はもう2、3回は死んでるね。

「京介さんにどんな悩みがあるのかはわかりませんが、私でよければ相談に乗ります。ですから一人で抱え込まないで下さいね」

そして、俺の奇行は何か悩みを抱えているせいだと思ったらしい。
そんな沙織を見て俺は――

「沙織すまなかったあああああああああ!」

全力で土下座をした。


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