178: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 16:55:13.70 ID:hAzv6ppPo
シャワーヘッドを取りながら、まどかの背中に手を当てる。
そこには人肌の温もりが。
人として命を全うする暖かさが。
「…………」
響く水音をBGMにしながら、静かに思いを巡らせる。
命とは、こんなにも脆いものだっただろうか。
日常とは、こんなにも儚いものだっただろうか。
「ねえ、さやかちゃん」
「ん?」
「悩んでるの?」
「…………鋭いなあ」
「わたしに分かることだったら、相談できるようになったら、相談してね」
「ん。 頼りにしてるよ」
そんなことを言いながら、背中を洗い終える。
あたしは先に上がろうか。
考えをまとめるには、風呂場はちょっと不適当だし。
色々と。
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