207: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:18:04.25 ID:hAzv6ppPo
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教えられた通り、
重みに任せて叩き割る。
「はぁっ!」
肉厚の大剣が魔獣を頭から両断した。
勢いは全て地面に伝え、地割れを起こし数体を呑み込む。
傾いだ胴体目掛け魔力の砲弾が飛来する。
狙い違わず命中し、残党を粉々に吹き飛ばした。
「よし、悪くねぇな」
「もうちょい褒めてくれてもよくない?」
「着地の後油断しすぎなんだよバカ」
「バカってなんだよバカ杏子!」
「んだコラやんのか!?」
「はいはい、そこまで」
マミさんの制止を受け、渋々剣を収める。
こんなやり取りにも少しずつ慣れてきた。
みんなと共闘して魔物を狩る日々にも。
「今日はひとまず、このあたりかしら」
ほむらがそう告げる。
確かに周りを見渡せば、日はとうに暮れていて。
グリーフシードを拾う動作の中にも、夜特有の静けさを感じられた。
「んじゃ、あたしたちはお先に」
「また明日ね、まどか、ほむら、マミさん」
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