208: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:18:53.95 ID:hAzv6ppPo
あの日以来、あたしたちは戦いの特訓をするようになった。
来るワルプルギスの夜のために、そしてその後の生活のために。
この道を選んだ以上、あたしたちはひたすらに戦い続ける他ないから。
209: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:19:24.61 ID:hAzv6ppPo
「はあ、くそ、また……………」
「ベテランなめんじゃねえっての」
210: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:20:06.51 ID:hAzv6ppPo
「知ってるの」
「あたしの家だった」
211: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:22:17.06 ID:hAzv6ppPo
第十回以上です。
すみません、ちょっとだけ休憩します
212: ◆BcaCp9aHJ6[saga]
2011/06/19(日) 17:34:05.06 ID:hAzv6ppPo
再会します、第十一回です。
213: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:34:35.53 ID:hAzv6ppPo
あれからいくらかの日が流れた。
最初こそ未熟だった美樹さやかも、寝る間を惜しんで特訓した。
その中で、ワルプルギスの夜に対抗するだけの戦力は十分に揃って。
何もかもが順調に行っていると。
214: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:35:23.11 ID:hAzv6ppPo
質問攻めに遭っていたのか、明らかに様子はおかしい。
彼女に負担は掛けたくないけれど、ここで足踏みするわけにもいかない。
少しずつ増えてきた耳鳴りを押し殺しながら、話を続ける。
215: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:35:50.72 ID:hAzv6ppPo
クラスメート達の呑気な声が、教室にはなおも響く。
私の頭は、鉛でも詰められたようにひどく重い。
何をするべきか。
216: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:36:35.78 ID:hAzv6ppPo
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「二人とも峠は越した、命に別状はないよ」
217: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:37:26.99 ID:hAzv6ppPo
まどかと医者の会話は、およそ距離の離れたこちらにも届いた。
ひとまず最悪の事態は避けられた、のだろうか。
意識を取り戻したと言うのならば、本人に話を聞いた方がいいだろう。
そうすると、その場には彼女が必要になる。
218: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/19(日) 17:38:48.71 ID:hAzv6ppPo
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教会跡地にて。
あたしは魔物の群れと交戦していた。
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