60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/11(土) 00:08:50.43 ID:qTuIu9ono
「暁美さんはこれから、どうするつもり?」
「鹿目まどかの所属するクラスに転入し、護衛にあたろうと考えている」
「そうすると、私とも同じ学校になるのね。 でも私は三年で学年が違うし……うーん」
「何を悩んでんのさ」
声を掛けた佐倉杏子を見て、巴マミの顔に浮かぶのは、
何かを得心したような満面の笑み。
「あーそうだ、そうね、それがいいわ。 佐倉さん、あなたも一緒に転入しなさい」
「…………はぁ!?」
ビックリしたのは彼女だけではなく。
私も表情を変えないようにするのが精一杯だった。
「いやいや待て待て! どうしてそうなった!?」
「あら、あの魔物とやらが厄介なのは分かっているでしょう。
私がすぐに駆けつけられる訳でもないし、一人よりは二人の方が絶対にいいわ」
彼女の言っていることは正論で。
そして、事実上の協力宣言とも取れた。
「私としては、とてもありがたい、けれど。 彼女の意見はどうなのかしら」
「イヤに決まってんだろ! あたし今更学校とか行きたくないし!!」
「そう言わないの。 私が学校に行く昼間、暇そうにしているでしょう」
「いや、でも街パトロールとかしてるし」
「その子に魔物が引き寄せられるなら、あまり意味はないわね」
「うっ…………」
「いいじゃないの。 それとも、私と一緒に登校するのは、イヤかしら?」
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