67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga saga]
2011/06/11(土) 00:22:17.68 ID:qTuIu9ono
「ちょっ」
「先手必勝、行くわよ」
さらに数歩進み開けた視界に。
二人の人間と、一体の魔物。
視認するより早く、私は数発を魔物の足元に投げ込む。
爆音が響き煙が巻き起こるが、しばしの時間の後、ほぼ健在の姿をまた現す。
「効いてねーみたいだが」
「そのようね」
それ自体は、さほど驚くことではない。
薔薇園の魔女・ゲルトルートは、ほぼその形を残しながらも、やはり魔獸との融合を避け得ていない。
その力も増幅している。いつもより苦労するかもしれない。
でも、こちらは二人。
負ける気など欠片もしなかった。
一息に飛び、魔物と彼女たちの間へと割って入る。
「う…………、ぁ、あれ……?」
「後ろに下がりなさい」
「巻き込まれないように注意しときな」
「ぁ、あ、あんたたち、今日の」
「話なら後で」
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