89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga sage]
2011/06/13(月) 00:50:35.08 ID:A4OzF5fSo
「補足がある」
放心するあたしに声を掛けるのは、もう一人の転校生(黒)。
暁美ほむらだったか。
いつから屋上にいたのかすら把握していなかったのに。
とても自然にまるで溶け込むように、給水塔の上に立っていた。
「まだ……あるの?」
「とても大切なことがね」
そう呟くと、彼女はかき消える。
そして私の背後に現れた。
掌に重み。
そこにあったのは、彼女のソウルジェム。
理解できない現象に頭はついてゆかず、ただのろのろと言葉を待つばかり。
「ソウルジェムについて、どのような説明を受けたか覚えている?」
「魔法を使うための、力の源だって」
「そこまでは正解。 ただ、そこから先があの説明には抜けていた」
「……もったいぶらずに、さっさと言ってよ」
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