90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga sage]
2011/06/13(月) 00:51:34.32 ID:A4OzF5fSo
イライラする。
理由もなく。
彼女の態度におかしいところはない。八つ当たりであることは理解していたが、理性がどうにも働いてくれない。
「なら単刀直入に。
その石は私の命そのもの。
その石が砕ければ私は死ぬし、濁り切ってしまえば私は壊れる。
その一方で、この身体が砕け散ろうと、魔力で修復すれば何の問題もない」
息が詰まる。
それだけでも十分過ぎるくらいの衝撃だったのに、私の口は勝手に動いて。
さらなる衝撃を呼び寄せてしまう。
「濁り切って壊れるって、どういうことよ」
「魔女になるわ。 絶望と怨念の果てに」
今度こそ呼吸が止まった。
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