過去ログ - QB「魔法少女の軍事利用だって?」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/06(月) 19:53:07.06 ID:12Scx6eE0
 彼女は目をこらすと、闇夜にどれだけいるのか分からないほどの
大量の航空機が見えた。そのどれもこれもが、彼女達の平和を
壊そうとする意思を持ち、この空を飛んでいる事には間違いなかった。

 やがて彼女は次の獲物を決める。手当たり次第、近い敵から
倒そうと考えたのか。手に持つ斧を次の獲物に向け、勢いよく投げた。

「ストーム各機、撃たれている!ブレイク!ブレイク!」

「ストーム1、ブレイク。」

「ストーム2、ブレイク!」

 彼らに向けて飛んでくる物体は、彼らのレーダーに捉える事が出来た。
真っ直ぐ、彼らを示す光点に向かって、近づくもう一つの光点。
回避行動を取ってミサイル避けられるかどうかは、運次第だ。
それぞれの愛機の生むGに抗いながら旋回し、
チャフとフレアーをばらまきながらただただ祈る。

 くそっ、撃墜数稼ぎを気にしていたと思ったら、自分が狩られる側に
なっちまうなんて!そう彼らは心に思っていたに違いない。

 その飛翔体は、幸運にも彼らを外れた。ストーム編隊の後方へ
飛んでいく光点。旋回している様子もない。その様子は、
ストーム各機に搭載されたレーダーからも確認が出来た。
ミサイルは外れた。そして、このミサイルは目標を見失っている。
あとは燃料が尽きたら、落ちるだけだ。

 斧はぴたっと空中で静止し、すぐに来た道を戻った。
その様子は、彼らにもレーダーを通じて確認する事が出来た。
だが、そのような動きをする物体など存在しない。
その思いが、彼らの動きを鈍らせた。


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