過去ログ - 中2病SS『ようこそカスミへ!』
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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:43:41.54 ID:Jr2szphAO
その中にある艦長室と札が掛けられている一室。
ソファーに座る霧島は、投影されている映像を見つめながら何やらニヤニヤと、いかにも「ご機嫌」な様子だった。
秋津洲「…またゲームですか。それとも賭け事かなにかですの?」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:44:12.28 ID:Jr2szphAO
霧島「……すろっと」
秋津洲「ですよね」
秋津洲「一応、『業務』で地上に帰ってたんですよね、私達」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:44:38.63 ID:Jr2szphAO
と、霧島を横目でみると目の前に書類がそびえ立っているにも関わらず、まだ画面の向こうに夢中である。
――何がそんなにこの男を引き付けるのか
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:45:05.11 ID:Jr2szphAO
……興味半分、使命感半分でチラリと透明なモニターを覗いてみたものの
宇宙空間内の図面に、小さな点が一つ点滅し、微妙に移動しているだけ。特に面白味も何もない。
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:45:31.25 ID:Jr2szphAO
秋津洲「ど…どうしたんですか霧島艦長……」
霧島「出撃命令」
秋津洲「……へっ?」
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:46:59.53 ID:Jr2szphAO
霧島「クワシマ工業の貨物船、襲われますよ」
秋津洲「……襲われる?」
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:47:25.28 ID:Jr2szphAO
秋津洲「多分って…それなら衛星が捉えてるはずですし…警報だって出てないんですよ?」
霧島「奥さん、逆に言えば『警報が出ていない』ことが裏付けになってるんですってば」
秋津洲「裏付け?」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:49:53.82 ID:Jr2szphAO
霧島「物事に『確実』や『絶対』なんてモノは有りませんからね。あ、これも多分ですけど」
秋津洲「……」
霧島「出撃していいですよ、ねっ?」
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:50:41.47 ID:Jr2szphAO
――アラーム。
警報が艦内に鳴り響いた。
技術部員たちは慌ただしく出撃の準備をし、
船医である乙女は、うふふ、と笑いながら早くも包帯やらその他治療に必要なものを準備している。
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/08(水) 00:51:15.99 ID:Jr2szphAO
霧島「それに」
霧島「クワシマ側がいくら我々の警護を拒否していても…だ」
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