過去ログ - 中2病SS『ようこそカスミへ!』
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691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/09(水) 12:58:54.80 ID:62JmT8wDO
技術部員A「黙ってりゃいずれ戻ってくるんだから。今は『支配されたふり』でもしてようぜ」
新兎「………支配されたふり」
技術部員A「歴史を動かしてきたのは俺達みたいに暴君に耐え忍び、支配ではなく従事と言う方法でローリスクハイリターンを実現してきた『大人の男』だ。」
新兎「………」
散々新兎は技術部の連中を馬鹿だ馬鹿だと言っては来たものの
何故だろうか、この技術部員A……
名前をまだ覚え切っていない新兎は必死に目を細め、彼の作業着に縫われているローマ字を読んだ。
SURUGA
駿河……に関しては輝いて見えてきたではないか。
駿河「とは言ったものの…さっき言った通り技術部員は一枚岩じゃない。少なくとも四つには割れてる。実際にはそれ以上だが」
駿河「エロディスクを見られたという事実だけが先立って、逆ギレしてる連中もいる訳だ。少しでもきっかけのようなものさえありゃ、騒ぎでも起こすつもりだ」
駿河「そうなりゃおしまいさ。俺達の大事なディスクやらパソコンやらテレビはいつ戻って来るか分からない始末になっちまう」
駿河「ニートくん、君は一時の憂さ晴らしと高価な家電、どっちを取るよ」
新兎「………」
新兎は少しは冷静になれたというか、物が考えられるようにはなったらしい。その場に座った。
だが、駿河の言った通りの人間も少なからず存在する。
緊張感と言うのか何と言うか、嫌な感情が入り交じり黄土色な空気が漂っていた。
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