166:マクロスS ◆uYkn28wwx9Nx[saga]
2011/09/16(金) 23:10:10.14 ID:Xr7U5f5a0
―――
紬「やっと落ち着いたわね」
正午を1時間ほど過ぎ、まばらになった娘々の店内で、紬がほっとしたように呟く。
唯「オープン初日ってすごいねぇ」
紬「キャンペーンもやってるしね」
ホールで二人がそんな会話をしていると、ドアが開き、二人の少女が入店してきた。
唯「いらっしゃいませぇ!
なんになさいますか?」
唯は、いつものように元気良く、オーダーを取りに行く。
優「えっと、私はこのラーメンとチャーハンのセットにしようかな?
あっ、このセットって大盛りも出来ます?」
少女がふっと顔を上げ、笑顔で唯に尋ねた、その時だった。
唯「…………」
唯は、なぜか切ない様な、苦しいような感情を覚え、息を呑み、少女の笑顔を見つめた。
優「あの……」
しばらくの間、ただ少女の顔を見つめていた唯だったが、少女の訝しげな問いかけに、我を取り戻した。
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