38:1 ◆.yNNQJjyLiF7
2011/06/09(木) 21:39:25.78 ID:vwb9S0iro
授業中に集中力が途切れたのでもう一度考える。
なんだか、マミさんの話をしたり、魔法少女とかの話をしようとするとほむらちゃんはごまかすように……え、援助交際云々という。
確かに、そういう事をしている同学年の子もいるって噂で聞いたことがあるけど、少なくともわたしの周りではないはずだ。
やっぱり、ほむらちゃんは何か知ってるのかな?
何かを変えるっていうのは、魔法少女のことなのかな。
確かに、あんなモンスターと戦うことになったら人生は一変しちゃうだろう。
でもでも、もしも昨日みたいな目にもう一度遭っちゃったら?
マミさんが間に合わなかったら?
さやかちゃんが被害にあったら?
それだけじゃない、お友達や家族が被害にあったら?
わたしも、マミさんみたいに戦えたら良いのかな?
でももし、わたしが死んじゃったらみんな悲しんじゃうよね……。
その時、ほむらちゃんの顔が浮かんだ。
せっかくお友達になれたんだ。
お弁当の具を交換したら喜んでくれたんだ。
もし、ほむらちゃんが魔法少女なら、一緒に戦えば怖くないかな?
もしもほむらちゃんが、昨日の魔物に襲われちゃったりしたら、
なんだか、自分が襲われるよりも怖いような気がした。
先生「鹿目ー、聞いてるのか鹿目ー?」
まどか「あ、はい!」
先生「……教科書のP28から俺が良いと言うまで音読しなさい」
まどか「はい……」
遠くにある非現実よりも、近くにある授業の方がよっぽど考えるべき問題だった。
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