2: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/09(木) 17:10:39.70 ID:58E1B54qo
 その日も、いつも通りだった。 
 銃で武装した集団がドアを蹴破ってくることなどなく、他愛もない会話で時間が過ぎてゆく……そんな日常。 
 たくさんの時間と、いくつもの思いの上に成り立った世界。 
 その日常を俺は、謳歌していた。 
  
 「まゆりってほんと器用なのね……いつみても関心するわ」 
  
 「えー、そんなことないよ?クリスちゃんだってやってみればきっと出来るよー」 
  
 「……そう、かな?」 
  
 「そうだよー。まゆしぃとしても、コスプレ仲間が増えてくれるとうれしいのです」 
  
 ソファーから聞こえてきた二つの声に、俺は振り返る。 
 椎名まゆりと牧瀬紅莉栖。 
 実に親しげに会話を交わす二人だが、実はまだ知り合って大した時間は経っていない。 
 いや、正確に言えばこの世界では……と言った方が正しいのだが。 
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