過去ログ - 上条「抱きしめようか?」美琴「うん//」垣根「抱こうか?」心理「やめて」
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403: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:04:34.94 ID:dwU9mJc+0
それから心理定規は、周りの人間と同じような生活をしてみた

朝起きたらテレビを見て、占いの結果に一喜一憂して、朝食を取って

昼には買い物に行って、服を買って、それを持ったままレストランに行って
以下略



404: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:05:03.88 ID:dwU9mJc+0
もう、彼のことを振り返ったりはしないと言って

しかし、そもそも彼女は彼のいたほうを目指していて


以下略



405: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:05:38.30 ID:dwU9mJc+0
無理な笑顔を作り、幸せな状況を作り

全てが演じられた物語になり
全てが描かれた絵画になり

以下略



406: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:06:11.89 ID:dwU9mJc+0
世間はクリスマスを迎えようとしていた
最近は、冷え込んでいる

そっと心理定規が上着を羽織る

以下略



407: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:06:39.03 ID:dwU9mJc+0
街を歩くと、幸せな人々とすれ違った

自分が最も憧れ、最も憎んだ世界

闇の中で暮らしていた彼女にとって、それは眩しすぎた
以下略



408: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:07:13.65 ID:dwU9mJc+0
いつから闇に堕ちたのかは分からないが
光が見えなくなって、最初は不安だった

今まで見えていた世の中が見えなくなって

以下略



409: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:07:42.40 ID:dwU9mJc+0
周りの人々の笑顔を見るのが辛くて、彼女は人気のない場所へと向かった


少し、地面にヒビの入った橋に

以下略



410: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:08:17.48 ID:dwU9mJc+0
心理(夕陽が沈むわね)

そういえば垣根が言っていた

水平線に夕陽が沈んでも俺達の真逆に立っている人間をすぐに照らすのだと
以下略



411: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:08:43.14 ID:dwU9mJc+0
彼女は夜が好きだった
光の世界も、その時ばかりは少し闇に飲まれるから

くだらないプライドだが

以下略



412: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:09:13.81 ID:dwU9mJc+0
心理(・・・誰にでも平等に照らされる光)

それはつまり誰もがあの太陽に見つめられているということ

どれだけ逃れようとしても
以下略



413: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/06/12(日) 12:09:39.95 ID:dwU9mJc+0
今日も、普通の日常が始まる

一日、昨日と同じことをする

昨日の模倣をし、明日の見本を作る
以下略



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