128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:00:03.17 ID:IrZ68Ybwo
ちょい時間かかった。。
ラストが近いんで、構成を少し変更していました。
今後も、このように時間が開くこともあると思いますが、
よろしくお願いします。
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:00:52.32 ID:IrZ68Ybwo
──アパート
男「…………」
男「……痛いな」
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:02:06.91 ID:IrZ68Ybwo
男「全うな職を探したいと適当な言い訳をついて」
男「……田舎にいる母さんの元を離れた」
男「そのとき、病院にいた母さん、俺を見て……なんて言ったっけ」
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:02:46.44 ID:IrZ68Ybwo
男「…………」
男「……ああ」
男「ごめんな……母さん……」
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/12(日) 21:26:39.72 ID:Z1UVDAuDO
仁でもみとんのか
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:46:34.25 ID:IrZ68Ybwo
──ワインバー
男性「よく来てくれたな」
男「……はい」
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:47:18.71 ID:IrZ68Ybwo
男性「息子のことを配慮してくれている気持ちは分かる」
男性「だが、既に君は私と養子縁組を結んでいることだし」
男性「他ならぬ、私の息子と言っても間違いではない」
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:48:19.22 ID:IrZ68Ybwo
男「……それは、違いますよ」
男性「そう、ただの勘違いだ」
男性「けれど、今となっては……」
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:49:11.57 ID:IrZ68Ybwo
男性「しっかりと根回しを行ってこその、引き継ぎだ」
男性「そうしなければ……下からの反発は相当なものだと思う」
男性「何か私は間違っているか？」
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 21:50:17.37 ID:IrZ68Ybwo
男性「君が誕生日のあの子にあげた指輪」
男性「なぜか分からないが、病院にいる間のあの子はずっと」
男性「それを片時も外さずに、時には、愛おしそうに撫でていたそうだ」
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