51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/11(土) 23:50:02.22 ID:goJOdKVm0
澪「嘘、だよな……?」
やっと出た声は、まるで蚊が鳴くかのようにか細く弱々しい。
私は全身全霊を込めて声を絞り出す。
澪「嘘だって言ってくれよ!なあ、律!!」
私の悲鳴とも言えそうな声に律は顔をあげる。
律「嘘だったら、どんなに良いだろうな……」
その頬に流れるたくさんの涙が、私を現実に叩きつけた。
嫌だ、嫌だよ!!何で律なんだよ!!!
……それからのことは覚えていない。
気付いたら自分の部屋のベッドにうずくまっていた。
自力で帰ったのかもしれないし、誰かに引っ張られて帰ったのかもしれない。
ただ分かったのは明日から律は学校にやって来ないということ。
あの通学路を笑いながら歩くことはないということ。
一緒に軽音をやって楽しめないということ。
*
84Res/48.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。