64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/12(日) 00:15:12.09 ID:q45fnrXz0
律の病気が進行する一方で、私は高校卒業を控えていた。
文化祭以来、軽音部として活動することもなくなった私たちは別々の道へ歩みだそうとしている。
唯は、音楽大学へ。
『折角りっちゃんが進めてくれた音楽を続けたい』と言っていた。
ムギは、留学をして海外の医療関係の大学へ。
『りっちゃんの病気が治るくらいに科学を進歩させるわ』だって。
私は、高校教師になる道へ。
理由は律と過ごした楽しい日々に浸っていたかったから、かもしれない。
そして梓は、軽音部を継続するために部員確保に励んでいる。
直接は言わないけど、多分律が立ち上げた軽音部を簡単に潰したくないんじゃないかな。
とにかく、律の存在は私たちの未来を大きく左右していた。
どれほど私たちの中の律が大きいかが分かるな。
だからこそ、軽音部として繋がりが事実上無くなった今でも私たちはよくみんなで律のお見舞いに行った。
律「……みんな……」
時々、律が私たちのことを思い出してくれるのが嬉しかった。
84Res/48.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。