5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[saga]
2011/06/12(日) 08:19:47.26 ID:rh4En5UAO
■？？？
「…………笑えなくなってきましたね」
“青い部屋”のソファの上で静かに考え事をしていた一人の老人がゆっくりと口を開いた。
現在、この部屋には老人を含め四人の、人の形をした生物がいる。
一人はウェーブのかかった銀髪の女性、一人は銀髪の短髪で、小さな青い帽子を被った印象の良い青年、最後の一人は銀髪のショートカットの、女性だ。やはりこちらも小さな帽子をかぶっている。
「さてさて……、どうしましょう……。テオドア、何か良い案は？」
銀髪ショートカットの女は表情を変えず、テオドアと呼ばれたその男に聞く。
「さあ。貴方はどうでしょうか。……」
「どうしたの？」
クスリと笑うウェーブのかかった銀髪の女性。
その柔らかな物腰から、テオドアはさらに緊張の糸を張りつめる。
「いえ、何とお呼びすればいいか……、」
「そうねぇ……」
一瞬考え、再度口を開く。
「マーガレット……、はよろしくないわね。姉さん、って呼ばれてみたいわ」
46Res/19.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
