811: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:00:51.41 ID:Wm3YHSc8o
黒い長髪をポニーテールでまとめたイギリス清教の聖人、神裂火織はこめかみをひくつかせながら
腰に差している七天七刀に手をかける。
対する金髪の少女、レイヴィニア＝バードウェイは大人をからかう子供のような悪意ある笑みを見せていた。
そこで新たな女性の声が加わる。
「不老不死関連なら私、結構詳しいわよ？ あなた見た目は可愛いからお姉さんが
特別にレクチャーしてあげてもいいけど♪ ま、サーシャちゃんほどじゃないけどね〜」
「第一の私見ですが襲撃犯の目の前でふざけた態度をとらないでください。
神裂火織もレイヴィニアも、今は眼前の事態に備えていただかないと困ります」
ロシア成教内の勢力の一つ、『殲滅白書』の構成員。
サーシャ＝クロイツェフと組織内最強のシスター(自称)、ワシリーサがそこにはいた。
錚々たる顔ぶれを前に、クイトはフードで隠れたその顔にわずかだけ笑顔を浮かべるのだった。
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