過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/17(日) 18:50:56.14 ID:3RNaMLYEo
マミの自宅。玄関前。
まどかとほむらは二人、友人達が集まるのを待つ。
仁美は相変わらず稽古事が忙しいらしく、下校途中で別れた。
杏子はさやかを連れてくるらしい。無茶な事をしないかと、少し心配だった。
ほどなく家主も帰ってくるのだが、その前に招かれざる客もやってきた。
まどか「キュゥべえ? あなた、もしかしてまだ何か企んでるの?」
QB「まさか。もはやまどかの未来は確定してしまったからね。
君は魔女にならないし、エネルギーも生まない。
そして、その最期に全ての魔女を道連れにするなら、僕達の計画は既に破綻したも同然さ」
ほむら「だったら、どうして私達に付き纏うの」
QB「結論が出たとはいえ、まどかの祈りは未だ進行形だからね。
それが世界を揺るがす中心である事に変わりはない」
ほむら「そうやって、まどかを唆す隙を探ってるのね」
QB「否定はしないよ。
……それじゃ、今日は別の子の所へ行くね。せっかくの集まりに水を差すと悪い」
キュゥべえは音も立てず、去った。
ほむら「これで良かったのかしら」
まどか「え?」
ほむら「ワルプルギスの夜を倒しても、それで魔女が消えるわけじゃない。
今もどこかで涙を流す魔法少女がいる。
結局、私のした事はエゴだったのかもしれない」
まどか「いいんだよ」
まどかの表情は自信に満ちていた。
まどか「エゴでも我が儘でもいいの。それで皆を守れたんだから」
祈るように、言葉を紡ぐ。
まどか「いつかあった悲劇も、いつか起こるかもしれない悲劇も、全部変えてみせるから。
だからね。それまでの間、もう少しだけ、この幸せが続いてほしい」
エレベーターが動き、まどか達の居る階に近づく。
まどか「大丈夫。信じようよ。
だって、魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから」
もうすぐ、エレベーターから降りて、友人達が顔を見せるだろう。
それまでの間、まどかは最高の笑顔を、このかけがえの無い親友に向けるのだった。
おしまい。
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