過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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17: ◆NqJArk5IVdBU[saga]
2011/06/30(木) 23:48:10.53 ID:/ZSKL5Oxo
 見滝原中学。
 一限目の授業中、まどかはノートに鉛筆を走らせながら昨日の事を思い返していた。


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ほむら「忠告しておくけれど、そいつの言うことに一切耳を貸してはダメよ。
    さもないと、あなたは必ず後悔することになる」

マミ「あなたは、ええと」

ほむら「暁美ほむら」

マミ「そう。じゃあ暁美さん、私の考えを言わせてもらうわね。
   鹿目さん達はキュゥべえに選ばれた。
   彼女達は魔法少女に関して、知る資格があると思うわ」

ほむら「キュゥべえの都合で考えるのは止しなさい。魔法少女は無闇に増やすべきじゃない」

マミ「この世に魔女がいる以上、新たな魔法少女の誕生は必要な事よ。
   それに彼女達も、せめて話くらいは聞きたいと思うのではないかしら」

 そう言ってマミが目を配ると、さやかが大げさに二度、頷く。
まどかはさやかに倣う事はせず、ほむらの方を見て、言った。

まどか「私は、ちゃんと説明してほしいな。ほむらちゃんに」

 一同に、一斉に疑問符が浮かぶ。
 マミとさやかにしてみればまるで意図の分からない発言だが、
ほむらは、今朝感じた疑問をぶり返す事になった。

ほむら(このまどかは、どうも勘が良すぎる。
    知らないはずの事まで知っていたし、いつもの時間とは明らかに態度が違う)

 少しの沈黙と、思考の後に、ほむらは答える。

ほむら「残念だけど、今話せる事は何も無い。少なくともそいつの前では、ね」

 キュゥべえを睨んで、言い切る。当の本人はどこ吹く風と言った様子である。

マミ「つまり、あなたはあくまでキュゥべえの行動を阻止するし、理由も一切説明出来ない、
   そういう事で良いのかしら」

ほむら「そうよ」

マミ「言葉を持たないなら、実力行使をしてでも?」

ほむら「そう」

 マミは一つ溜息をついて、考え込む。
 沈黙が続く間、黒猫が夢中で毛繕いする音だけが耳をくすぐった。


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