過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/01(金) 00:00:25.77 ID:NkYUZiyPo
同時刻。巴マミの自室。
テーブルの上に紅茶が一人分と、キュゥべえが鎮座している。
キュゥべえが尻尾を振ると埃が舞うので、普段はテーブルに乗せないのだが、
今日のように大事な話をする時に限っては、目線の合うテーブルの高さに昇る事を許していた。
QB「彼女達は途轍もないイレギュラーだ。これ以上無く危険な状態にあると言って良いね」
マミ「イレギュラーって?」
QB「まず暁美ほむら。僕は彼女と契約した覚えが無い」
マミ「どういうことかしら」
QB「それが、僕にも分からない。契約をしていないのに、彼女は間違いなく魔法少女だ。
通常は、有り得ない事だね」
マミ「でも現実には有り得てるのでしょ」
QB「どんな事にも例外は存在し得るよ。前例も無いわけじゃない。
例えば以前、自分に関する記憶と、記録の消去を願った子がいた。
彼女は僕にすら認知されない魔法少女として、長い間存在していた」
QB「ただ、暁美ほむらがその例に当て嵌まるかどうか、現時点では断言できない。
彼女の能力はヒントになるはずだけれど」
マミ「願いと能力は密接な関係にあるものね」
QB「そうだよ。でも彼女はその能力をまだ見せていないし、意図的に隠してる。
それに、僕はもっと別の可能性も考えてるんだ」
マミ「別って、どんな?」
QB「イレギュラーがもう一人いる。この子も僕と契約していない魔法少女だ」
マミ「誰の事を言ってるのかしら」
QB「まだマミは顔も知らない子さ。でも彼女はどういうわけか、暁美ほむらと同時期に現われ
しかも彼女よりずっと強い魔力を持っている。彼女の力がどんなものか分からないけれど、
力が強い分だけ、より危険な存在だ」
マミ「その二人は仲間なのかしら」
QB「そう考えるのが妥当だね」
マミ「魔法少女が二人、協力して存在できているなら」
マミは目を閉じて、暁美ほむらの顔を思い出す。
マミ「やっぱりあの子、単なるグリーフシードの亡者ってわけじゃないのね」
QB「彼女の目的は、自ら言った通り、鹿目まどかの契約を阻止する事だろうね」
マミ「でもどうしてかしら。そんな事をして彼女にメリットがあるとは思えないのだけど」
QB「鹿目まどかもまた、通常では有り得ない存在だからさ。
彼女の潜在的な素質は、誇張を交えず、宇宙を揺るがす規模のものだと言えるね」
マミ「宇宙、って……そんな事が有り得るの?」
QB「だから、通常では有り得ない事なんだ。
だけど現にその異常事態が今、この見滝原に起こってる。
暁美ほむらもそれを知っているからこそ、特異な行動を取ってるんじゃないかな」
QB「僕は鹿目まどかに対して、特別な処置をしなきゃいけない。
マミ、君にはそれを手伝ってほしいんだ」
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