過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga sage]
2011/07/06(水) 01:26:07.42 ID:qhCRi9rlo
突如、エイミーが暴れだす。マミは一瞬戸惑ったが、猫に怪我をさせる前に、解放する。
エイミーが一目散に逃げ出す。驚きを感じつつも、マミはそれを見逃す事にした。
キュゥべえは転がったソウルジェムを追って、もう一度触れる。
ソウルジェムが輝きを増し、うねる水面のような模様を浮かべた。
QB「この魔力のパターンは……やっぱりね」
マミ「もういいかしら、キュゥべえ」
QB「十分だよ、マミ。お手柄だね」
マミはほむらの拘束を解く。
するとほむらは間髪いれず時間を止めて、ソウルジェムを奪い返した。
『バレちゃったね、ほむらちゃん』
マミ「! その声」
ソウルジェムがテレパシーを発する。その声は鹿目まどかのそれだった。
まどか「ほむらちゃん! マミさん!」
その時現れたのは人間の方のまどかだった。
名前を呼びつつ、大慌てで彼女達の元へ駆けつける。一目見て、ただ事ではない様子である。
ほむらは間の悪さを呪うが、『いつものスケジュール』通りなら、まどかが助けを呼びに来る
時間である事も知っていた。
まどか「お願い、助けて、病院に魔女が! 今にも孵化しそうなの、さやかちゃんが残ってて」
ほむら「そう」
マミ「まさか、結界の中に!?」
マミの顔が青ざめる。
マミ「なんてこと」
魔女の結界の内部は複雑な迷路である。さやかの元へ辿り着くには相応の時間がかかるだろう。
せめて、内部からテレパシーで誘導でも出来れば、話は別なのだが。
マミにしてみれば、さやかの救出はもはや絶望的に思えた。
まどかは取り乱している。今にも泣き出しそうな彼女に、ほむらは言う。
ほむら「愚かね」
まどかの顔が引き攣る。
ほむら「何度も忠告したはずよ。後悔する事になるって。あなた達は関わるべきじゃなかった」
ほむらは背を向けて瞬時に姿を消す。病院に向かったのだ。
彼女の頭の中にあるのは、さやかの身を案じる気持ちではない。
エイミーの秘密が露見してしまった今、その場に残りたくない気持ちが強かったのだが、
後に残ったまどかがマミと何を話すのかは、気がかりだった。
『ほむらちゃん、間に合う?』
ほむらの手の中で、ソウルジェムが尋ねる。
ほむら『大丈夫、安心して。間に合わせるから』
彼女はそもそも、時間的猶予を正確に知っているのだ。焦りは無かった。
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