過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 21:14:41.10 ID:Y8rEkRf10
ガルク「“面白い、この玩具で戦うには勿体無い相手ということか”」
まだ高熱を帯びる主砲を解除、形状を翼に戻し、すぐに飛び立つ。
相手はこちらへ急接近しているが、ガルクライフ・ドラゴンにはそのスピードすらもどかしいものだった。
両腕のロングブレードが風を斬り、黄色い目がガーディアンの一団を睨む。
ガルク「“望みどおり、我がそのものの力で斃れるがいい”」
『緊急回避――』
量産機ラ・ウラ・ギガの群れを通過したブレードが、その3割に衝突して火花を上げた。
ブレードの風圧は爆風すらも巻き込んで、刃の奇跡を黒く染める。
守護聖天ラディア・バーレとガルクライフ・ドラゴンの距離は、もう既にゼロと言っても過言ではない。
蒼天『全機、サンダーネットを展開』
ガルク「!」
守護者の群れの中に飛び込んでいったガルクライフドラゴン。
両腕のブレードは確かに多くのガーディアンを蹴散らすだろう。だが、それは計算のうちだった。
白夜『展開』
暁『展開』
蒼天『展開』
晴天『展開』
黄昏『展開』
月光『展開』
機能や目的も違う全機種が、システム上で連結する。発動の準備は整った。
ラディア『サンダーネット発動』
全ガーディアンから高出力の、本物の雷が龍を襲った。
球状に展開したガーディアンが生み出す雷撃は、隙間の無い完全な白の光として空に輝く。
第二の太陽が生まれたと比喩してもよい、地上すら照らす閃光だったのだ。
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