13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:04:14.76 ID:vr2e7Tnk0
律「梓は……私が守る!!」
苺「笑わせるね、今からあなたも死ぬのに」
怪物は嘲りを滲ませた声で律に歩み寄る。
しかし律は、ボロボロの体には不釣り合いな程に不敵な笑みを浮かべた。
律「それはどうかな!」
実際のところ、律は足が震えて立っているのも困難であった。
しかしそれでも立ち向かう意志を見せられるのは、強靭な意志と一種の矜持のおかげだろうか。
律「私がやるしかないんだ!」
苺「無駄な事を……」
怪物は律に嘲笑を浴びせるが、律は絶望することなくファイズフォンを高く掲げた。
律「変身!」
ファイズフォンをベルトに装填して、自らを鼓舞する様に腕を振り、構える。
『COMPLETE』
酸欠で霞んだ梓の視界が、真っ赤な光に覆われる。
苺「う、嘘!?」
赤い光が収束した時、梓がその中心に見たものは、見慣れた先輩の姿ではなく機械の鎧を纏った戦士だった。
律「……っしゃ、行くぜ!」
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