過去ログ - 梓「これが……ベルトの力……」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 21:04:31.47 ID:vr2e7Tnk0
和の体に灰色の紋章が浮かび上がる。

和「安心して。痛め付けないで殺してあげるから」

梓は茫然とした。目の前で起きたあまりの事態についていけない。

憂「和……ちゃん……」

和「安心して、憂。すぐに恐怖心なんて消してあげるから」

和は、この前の苺そっくりの怪人に変身した。

和「それと梓ちゃん、ついでにベルトも貰えるかしら」

一拍置いて、クラスは絶叫に包まれた。

和「やかましいわね」

和の手元に鞭が現れ、バリケードをどけて逃げようとしていた女子生徒を一人絞め殺した。

和「黙らないと全員苦しめて[ピーーー]わよ」

梓と憂がぺたんと尻餅をついているうちに、バリケード付近の女子達はどんどん絞め殺されていった。

和「さあ、次は梓ちゃんね。その前に、ベルトの在りかを教えてくれると、探す手間が省けるのだけど……」

あの日以来、ファイズギアは律に預けてある。まさに絶体絶命だ。

梓「……どうしてこんなことを」

和「私の質問に答えてくれないかしら」

梓が話を逸らそうとすると、鞭で打たれた。

和「で、ベルトはどこ?」

梓「くっ……べ、ベルトは私にしか分からない所に隠してあります……
私を殺せば、絶対に見つからない所です」

自分でもベタな言い訳だ、とは思ったが、それなりに有効な言い訳なはずだ。
少なくとも時間は稼げる。

和「それはつまり、拷問がお望みって事かしら」

やはりそうくるか。容易に想像できた事とはいえ、若干の期待がなかった訳ではない。
つまり、元先輩として情けを掛けてくれるのではないかという事だ。

梓「……お好きに、どうぞ」

梓は自分が拷問に耐えられるという自信は全く無かったが、少しでも時間を稼ごうと考える。
そうすれば何か勝機が見えてくるかもしれない。

和「そうなんだ。じゃあ私、今から拷問するね」

梓(律先輩……)



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