過去ログ - 唯「ギー太は電気マドレーヌの夢を見るか」
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61: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:28:35.86 ID:8NOhjUsgo
ベッド?

その時突然
私はあの時の会話を思い出した。

以下略



62: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:29:23.70 ID:8NOhjUsgo
そう、ベッド。

ベッドの底が抜ける、唯はそう言っていた。

「まさかね……」
以下略



63: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:30:30.13 ID:8NOhjUsgo

目を瞑る


唯の匂いがする……
以下略



64: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:31:33.56 ID:8NOhjUsgo

……
意識が薄れていたようだ。
ふと我に帰りあたりを見回してみる。
とても平穏な気持ちになっている、
以下略



65: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:32:31.63 ID:8NOhjUsgo
「こんにちは」

聞き覚えのある声に私は振り向いた。

「あなたは……」
以下略



66: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:33:55.66 ID:8NOhjUsgo
「おねえちゃんも、あそぼう」

ゆいちゃんが私の手を引く、その小さな可愛い手で。

思わずうんと答えそうになった言葉を飲み込み、そして彼女に告げる。
以下略



67: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:34:59.82 ID:8NOhjUsgo
私はゆいちゃんの前にしゃがみ込んで目を見つめた。
そしてゆっくりと話して聞かせる。

「唯はね、あなたと遊ぶのが楽しくて帰るの忘れちゃってたみたい。でももう帰る時間なのよ」

以下略



68: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:36:02.08 ID:8NOhjUsgo
「ここにはずっといられないのよ、居ちゃいけないの。唯は帰らなきゃいけないのよ」

「うそだよ、ずっとここにいたほうが、いいもん」

「唯はゆいちゃんのままじゃいられないのよ、いつまでも子供じゃ……」
以下略



69: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:37:14.63 ID:8NOhjUsgo
「うい、さびしいとないちゃうのに」

思えばこの姉妹は幼い頃からお互いのことを案じ合っていた。

「そうね、泣きそうになってたわ」
以下略



70: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:37:53.55 ID:8NOhjUsgo
「ありがと……あそんでくれてありがと」

ゆいちゃんの笑顔が霞んでいく

やがて……
以下略



71: ◆Q9Tanlls9c[sage]
2011/07/09(土) 00:39:06.21 ID:8NOhjUsgo

気が付くとそこは唯のベッド。
時計をみる、私が唯の部屋に入ってから半時間も立っていなかった。

私の横には唯が眠っている、すやすやと。
以下略



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