過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
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932: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:48:02.47 ID:hMM60VVZo

俺が腰にタオルを巻いて風呂場へ入ると、二人は仲良く並んで身体を洗っていた。
どこかでこんな光景を見た憶えがあるなと思いながら、俺はブリジットの隣りに腰を掛けた。
家の風呂と違って、こういった所は独特の匂いがあって新鮮な気分だ。
ブリジットも場に慣れたのか楽しそうに身体を洗っていたんだが、ふとその手を止めてしまった。

「ん? ブリジットちゃん、どうかしたのか?」

「あ……あの……背中が洗えないんです。
 いつも、背中だけはパパに洗ってもらっていたんで……その……」

ブリジットを挟んで隣に座っていたあやせを見ると、ちょうど髪の毛を洗い始めたところだった。
あやせもブリジットちゃんの話を聞いていて一瞬だけ困った顔をしたんだが、
すぐに俺の顔を見て小さく頷いた。
この俺にブリジットの背中を洗えってことか……?

「背中だけはパパに洗ってもらっていたんで……あの……」

「じゃあブリジットちゃん、今日だけは俺がパパに代わって洗ってもいいかな?」

俺は背後に回って、ブリジットの手から石鹸の泡だらけになったタオルを受け取った。
そこで俺は気付いたんだ。
いや、それまで気付かなかった俺が馬鹿なのかも知れんけど……。
ブリジットの背中を洗ってやろうと思ったら、俺がブリジットの湯浴み着の中に手を突っ込むか、
それともなけれが湯浴み着をめくり上げるしかねえだろ。

そんな俺の戸惑いなんぞお構い無しにブリジットは、自分で湯浴み着をめくり上げると、

「お……おにいさん、おねがいします」

鏡に映るブリジットは、子供らしい無邪気な顔で笑っていた。
あやせはと見れば、俺と眼を合わせないようにがむしゃらに髪の毛を洗ってるし……。


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