20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:42:13.44 ID:NUWSiTSU0
警備が手薄になった施設に侵入するのは簡単だった。
張り合いがなくて拍子抜けしたが、計画通りに事が進んでいる証拠だ。
垣根の端整な顔に笑みが浮かぶ。
この調子ならおかえりラジオまでには余裕で帰れそうだ。
と考えた瞬間、ドゴォンという音と共にドアが吹っ飛んできた。
いやドアだけではない。普通では考えられないほどの強力な光線も飛んできた。
その全てを防ぎながら垣根は舌打ちする。
垣根(そんなに上手くはいかねーか…。つーかあいつは何やってんだ)
垣根はスクールの構成員の男の顔を思い浮かべる。
垣根(死んだのか?まぁ、そんな強いヤツでもねぇし仕方ないか)
目をやると、明るい色の半そで秋物コートを着た女が立っていた。
自分と同じレベル5、第4位の麦野沈利。
垣根「何だ?新手のナンパか?」
麦野「死ねよクソ野郎。その荷物置いてさっさと失せろ」
垣根「いくら顔が綺麗でも言動が汚いと意味ねぇぞ」
麦野「気持ち悪いこと言ってんじゃねぇホスト崩れ」
明確な殺意を持った瞳が垣根を射抜く。
それでも余裕そうにしている態度は余計に麦野をイラつかせた。
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